「大きくなったから、抱っこして寝かしつけるのがしんどい」
「ベッドに置くと、背中スイッチが発動して起きてしまう」
「おっぱいがないと寝てくれない」
「夜泣きがひどい」
「子供の寝かしつけ」の悩みはつきないものですよね。
実はそんなママたちの悩みを解決する方法があるんです。
それが赤ちゃんのねんねトレーニング(略してネントレ)。
ちゃんころは、娘の寝付きが悪くなったことをきっかけに、6ヶ月半からネントレを開始。
ネントレのおかげで、抱っこや授乳をしなくても一人で寝てくれるようになり、毎日苦労していた寝かしつけがいらなくなったんです!!
本記事では、ママの負担を劇的に減らしてくれる「ネントレ」について、ちゃんころが試した具体的な方法やコツを紹介したいと思います。
目次
ネントレとは
ネントレとは、ねんねトレーニングの略。
赤ちゃんが添い乳や抱っこをしなくても一人で眠れるように練習することをネントレと呼びます。
添い寝で赤ちゃんを寝かせる日本の家庭とは違い、欧米では生まれて間も無い頃から赤ちゃんと両親は別室で寝るのが一般的。
そのため、欧米では赤ちゃんのネントレ方法が広く認知されており、最近では子供の寝かしつけに悩む日本の家庭でも、欧米に習ったネントレが取り入れられるようになってきました。
ネントレの方法とは?
ネントレには大きくわけて、「一人にして寝かせる方法」と「添い寝で寝かせる方法」の2つがあります。
一人にして寝かせる方法(泣かせるネントレ)とは?
寝具に赤ちゃんを寝かせ、部屋に一人にした状態で寝かせる方法です。
- 寝具に寝かせて、部屋から立ち去る
- 泣きだした場合でもすぐに部屋に入らず、初めは3分待ってからあやしにいく
- 話しかけたり、肩をトントンして落ち着かせ、部屋から出る
- 5分、8分、10分、15分と時間間隔を徐々にあけながら②、③を繰り返す
このトレーニングは泣いてもすぐにあやすことをしないため、「泣かせるネントレ」とも呼ばれています。
添い寝で寝かせる方法(泣かせないネントレ)とは?
添い寝をしながら寝かせる方法です。
子守唄を歌ったり、体を揺らしてあげたり、安心感を保ちながら眠れるように誘導。泣かせるネントレとは対照的に、泣き出したらすぐにあやすことができるので「泣かせないネントレ」とも呼ばれています。
私が実践した「泣かせるネントレ」体験談
ベビーベッドを利用しているため、添い寝ができない我が家では「泣かせるネントレ」を実践。
やってみると、大変だったのはたった1日目だけで、3日目には完全に一人で眠れるようになったんです。
ネントレ1日目は地獄だった
ネントレ初日は地獄のような時間でした。
ベッドに置いた瞬間から大泣き。その後トントンと肩を叩いても、子守唄を歌っても全く泣き止まず、1時間半以上泣き続けました。
ネントレのつらいところは、どんなに泣いても抱っこや授乳をしてはいけないところ。
「どうして抱っこしてくれないの?」と訴えかける娘に、「抱っこできなくごめんね」と話しかけながら、部屋の行き来を繰り返した1時間半。泣きながら大汗をかき、頭もビショビショ。そんな娘の姿に心がくだけそうでした。
1時間半たった頃から徐々に泣き声が弱くなり、1時間50分後に泣き疲れてやっと就寝。
初日は娘の泣く姿を2時間近くも見守らないといけない、地獄のような時間でした。
2日目からネントレ効果発揮。3日目には完全マスター
何をしても泣き止まなかった初日とはうって変わり、2日目は肩をトントンして泣き止ませることに成功。泣き方も弱く、ネントレスタートから15分後には指しゃぶりをはじめ、30分後には完全就寝。
たった2回なだめただけで一人で寝ることができました。
そして3日目には、一度も泣くことなく一人で眠るようになったんです。
ネントレを成功させるたった3つのコツ
思いがけず3日目で大成功したネントレ。
難しいことは一切しておらず、私が心がけたことはたった3つだけでした。
授乳後はすぐ寝かさない
ネントレ1日目は授乳後、ウトウトしてる状態のままベッドに運び、ネントレをスタート。振り返ってみるとこれが失敗の原因でした。
寝る体制が整っていなかったため、1時間半も休みなく泣き続けるという、最悪の状態に陥ってしまったんです。
2日目からは、授乳後、娘と遊ぶ時間をもうけ、授乳後すぐに寝かさないように。
その日はベッドおいた後の泣き声も弱く、初日とは比べ物にならないくらいスムーズに眠りに入れるようになったんです。
寝る時間に眠くなるような生活リズムをつくる
ネントレをスムーズに進めるためには、赤ちゃんの生活リズムを整えることが大切。
ネントレのスタート時間を決めたら、その時間に眠くなるように昼寝・授乳・お風呂の時間を調整します。ネントレを始める数日前から決めた生活習慣を固定し、赤ちゃんにルーティンを覚えてもらうようにします。
私が決めたスケジュールはこんな感じ
- ネントレスタート時間:21:30〜
- お昼寝:14:00〜18:00の間
- お風呂:20:00〜20:30
- 授乳:20:40〜21:00(スタート30分前には終わるように)
- 就寝前の遊びタイム:21:00〜
生活リズムを整えることで、自然と眠たくなるタイミングを作っていくことがとても大切です。
今から寝るんだとわかるような合図をつくる
寝る前の習慣もネントレの大事な要素の一つ。
「いまから寝るんだ」という入眠の合図になるように、私はこの3つのことをしています。
- 寝かせる前に、部屋を間接照明だけにしておく
- ベッドに寝かせたら、トントンと肩を叩きながら子守唄を歌う
- 「おやすみ」といって全ての照明を消して部屋を真っ暗にする
この3つを行うが入眠前の儀式になり、「これから寝るんだ」という眠りの合図になるような習慣にしています。
ネントレはいつから始めるのがいいの?
欧米では生後間も無い頃から一人で寝る練習をすることが多いため、基本的にはいつから始めてもOKです。
ただ、ネントレのコツは「生活リズムを整えること」でもあるため、リズムが決まってくる生後6ヶ月以降を目安にすると成功しやすいのではないでしょうか。
ネントレをして良かったこと
娘の睡眠時間が3時間も増えた
生後6ヶ月くらいから寝付きが悪くなってしまい、睡眠時間が少ないことに悩んでいました。
脳の発達に影響を及ぼす、赤ちゃん期の睡眠はとても大切です。
平均9時間しか寝ない娘は、月齢ごとの推奨睡眠時間から3時間も睡眠時間が不足していました。
- 4~12ヶ月:12~16時間
- 1~2歳:11~14時間
- 3~5歳:10~13時間
しかし、ネントレを始めたことで平均睡眠時間が12時間以上に増加。
入眠がスムーズになったおかげで、夜も昼もまとまって寝てくれるようになり、推奨されている時間の睡眠をとれるようになったんです。
体力的な負担が減り、自分の時間が増えた
ネントレをする前は、1時間ほど抱っこをしながら揺さぶらないと眠れなかった娘。
しかしネントレ成功後は、抱っこや授乳なしで寝るようになったため、体力的にめちゃくちゃ楽になりました。
寝かしつけにかかっていた時間も削減。
節約できた時間がまるまる自分の自由時間になり、寝かしつけの負担が驚くほどなくなりました。
夜泣きをしても、肩をトントンしただけで寝るようになった
夜泣きをした時でも、一人で眠る力がついたからか、トントン肩をたたくだけで眠れるようになりました。
夜泣きの回数もほとんどなくなり、私自身の睡眠時間も劇的に増えていきました。
さいごに・・・
ママの負担を軽減できるだけではなく、成長を促す子供の睡眠時間を増やすこともできるので、ネントレは本当にいいことづくめでした。
でも私が試した「泣かせるネントレ」をする場合、始めが本当にしんどいので、「つらいけど耐えるんだ」という覚悟をもって始めることが大切。
成功すれば、子供にとってもママにとっても幸せな毎日が待っているので、寝かしつけに悩んでいるのであれば、ぜひ挑戦してみてください。
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